美容整形前のセカンドオピニオンとは?

●美容整形前には、カウンセリングは何度必要?

整形を受ける前には必ずカウンセリングを受ける。そのため自分が整形を受けようと思ったら美容整形外科を3つ程度に絞るという情報は多い。

カウンセリングを受けるのが一般的ではあるが、3つ、あるいはそれ以上の整形の相談を受けるのは労力がかかり、できるだけ少なくしたいと考える人もいるだろう。しかし、いくつかのカウンセリングを受けることで、医師の姿勢や方針などを知ることができ、専門的な知識が増えるメリットがある。

美容整形に関する知識を増やす

美容整形外科によって施術の内容、料金、対応などに違いはある。人当たりがいいからといって、安心できるとは限らない。中には言葉だけが巧みな医師もいるからだ。

時間はかかるかもしれないが、事前に調べることもかかせない。知識のないまま複数の医師に相談しても、何が本当なのか理解できないからだ。

自分が知識を得て、それに答えてくれる医師が信頼できるといえるだろうし、それに加えて実績を示してくれることで安心できる。

お金もうけ主義的なクリニックを避ける

美容整形の成功失敗の判断も難しいことは理解しておきたい。施術を受けた本人が気に入らないからといって、それが失敗だと言えないケースは少なくない。

美容整形の相談の際に、多くの手術をしている、芸能人も手術をしたことがあるといったアピールをする医師もいるだろう。そうした言葉が巧みである場合、注意が必要だ。

口コミでは評判はよくない医師でも、実際に会うと親切で丁寧ということもあるからだ。
また自分が基準にしている料金と比べてとても高い、安すぎるのもいいとはいえない。何が高くなっているのか、安い原因は何かまで考える方がよいからだ。

整形の予約はタイミングではなく納得してから

相談ではこうした点も見極めるのが大切だ。美容整形外科で相談の後にその場で予約をすすめるケースでは、注意が必要だ。美容整形は急を要する病気とは違うので早急な判断をする必要はない。

さまざまな理由をつけて、早期治療を促して来る場合は、注意が必要だ。リスクについてもしっかり話してくれるところでなければ、信頼できないと考えた方がいいだろう。

●手術して終わりではない術後のダウンタイム

術後のダウンタイム

整形手術の術後のケアは、概ね一般的な医学理論に基づくもので基本的なことは同じであろうが、医院によって違う部分もある。なぜなら術式の方法によりケア方法も異なるからだ。

手術後に日常生活に戻る期間は「ダウンタイム」と呼ばれ、考慮する必要がある。

事前相談などをした際に、整形手術のケアについては、その医院で行う指導やアドバイスについて確認しておくのはとても大切なことであるだ。信頼できる美容整形外科では相談の際に術後のアフターケアの説明もあると考えられる。例えばプチ整形と呼ばれる埋没法の二重でも、皮膚を糸で縫い留めるので、術後に腫れが生じる。それが引き、想定する二重になるまで2-3か月はかかると言われる。

美容整形には想定以上に長いダウンタイムは長い

ダウンタイムでオプションをすすめる美容整形外科もある。回復を早くする必要がある場合は別として、術後にもいろいろオプションがかかるのは、想定外の費用が発生することであるから、あまりにオプションが多い美容整形外科を選ぶ際はよくよく考えた方がいいだろう。

整形後のケアの体制が整っていて、術後でも相談することができるのか確認しておきたい。もちろんオプションや別料金、整形手術の保証期間も確認したうえでクリニックは選ぶのがいい。

美容整形はその後のケアも大切だ。万が一トラブルがあったときでもすぐに対応してくれるところが安心だ。まさかのことに対処してくれるかどうかは、選ぶ時点の話などで、最初が肝心だ。

美容整形を受けてからも自分が想定するようなケアが受けられることを確認しておきたい。

●セカンドオピニオンは納得して治療を受けるために重要な行為

セカンドオピニオンは重要

整形とセカンドオピニオンについて解説しよう。セカンドオピニオンは、二人以上のドクターから診断を仰ぐことだ。治療を始める前、または治療に関して、複数の医師に診てもらい、診療方針などから適切であるかどうか確かめる。整形にもセカンドオピニオンは考えるべき方法とし得る。

セカンドオピニオンを受ける流れ

整形は日帰りで手軽にできる整形もあるし、プチ整形と呼ばれる整形もある。医療行為としての整形と考える際には、術式に応じて美容整形外科も選ぶ必要がある。

自分で整形について情報収集してもいいと考えられる。やはり整形においても相談することでインフォームドコンセントが成り立つ。

  1. 主治医の意見を理解する
  2. セカンドオピニオンを受ける医療機関を決める
  3. 主治医にセカンドオピニオンを受けることを伝える
  4. 紹介状、検査結果のデータを用意してもらう
  5. セカンドオピニオンを受ける
  6. 主治医に、セカンドオピニオン発行の診断書や意見書、データなどを渡す
  7. 主治医の見解を聞き、今後の診療について相談する
  8. 治療する医療機関や治療方針を決める
  9. 主治医に自分の出した結論を伝える

セカンドオピニオンは、単に複数の医師や専門家に整形の相談をすることではない。主治医にもその結果を伝えた上でおこなうものだ。主治医もアドバイス内容が違っている場合そのことにも気が付く。

本当に整形を受けるならどの医師にお願いするのがいいのかがわかってくる。そういう観点から整形にもセカンドオピニオンが必要だと考えられる。

美容整形でのトラブルは表に出ることが少なく、不平不満は絶たないといわれている。

整形後に後悔しないように、また、美容整形側とのトラブルを避けるためにもセカンドオピニオンを受けることは賢明であろう。

●失敗だと思われる美容整形の共通点は

整形手術の失敗とは

整形を受ける人の中には失敗したと感じる人も多くいる。整形手術での失敗は色々な例がある。また、失敗ほどのものではなかったにしても、自分が思っていたようにならなければ、その人にとっては整形の失敗になると考えられる。

例えば整形の失敗には、術後のダウンタイムを経て、自分が思っていたようにならなかったことがあげられる。

美容整形の後遺症も考えられる

他にも、明らかに失敗して傷が顔に残る、数年後に現れる整形の失敗もある。また、海外などで禁止されている成分を注入されたケースでは、体調不良など、別の症状に悩まされる例もある。

プチ整形として注目を集めている目の埋没法でも失敗例はある。失敗してもやり直せばいいと思っている人もいるが手術は繰り返せば負担がそれだけ増えることをしっかり認識する必要がある。

プチ整形における失敗

・レディエッセ注入に関するトラブル
・ボトックス注入で表情が不自然になる・効果がないなどのトラブル
・ヒアルロン酸を打って鼻筋や顎が太くなるトラブル

確かに糸を留めるだけの整形の方法なのでそれほど失敗してもやり直しがきくと思っている人も多いと考えられる。実際には埋没法であっても失敗してやり直しを何度もしていれば、リスクは出てくる。

埋没法に失敗して整形のやり直しも何度も行った人が、神経を傷つけてしまうことで顔面神経麻痺の症状があったとの報告もある。

整形を安易に考えると失敗することを覚えておいた方がいいだろう。整形の失敗は、目で見える傷だけでなく、心にも相当の傷を負う。

健全な身体を傷つけることを理解する必要があるし、整形はハイリスク&リターンであることを念頭におくべきだ。予期せぬ失敗がすぐにではなくても数年後にでも起きることもある。

●整形のメリットは外見の自己満足からの生活改善

美容整形のメリットとは

美容整形のメリットとは

整形のメリットには色々なことがあげられる。見た目には整形をしたことによって容姿の変化があげられる。容姿に自信を持てるようになることで性格にも変化が現れる。

・外見がよく見えるようになることから、見た目がきれいになる
・整形をすることによって精神的にも大きな変化があらわれる
・内気で消極的だった性格が性格が明るくなる
・積極的になることがある
・ファッションを楽しめるようになる
・異性と付き合うことができるようになる
・お化粧が楽しくなる

上記のように人それぞれ整形のメリットは異なるし、複合的なメリットを感じる。整形のメリットについては感じ方が違うであろう。整形のメリットについて詳しく知りたければ、口コミなどを参考にするとよいだろう。

整形手術を受けた人それぞれが感じるメリットも目的やライフスタイルによって異なる。何より、単純に美しくなりたい、綺麗になりたいだけでなく、目的をしっかり認識することが大事だ。

また、その目的を達成するには必ずしも整形がベストな選択だと限らないので、あくまでも選択肢のひとつとして捉えることも大事だ。

整形のデメリットとは

整形のデメリットについては必ず確認知っておきたい。整形のデメリットとして、何よりあげられるのは、整形後に自分が思うような効果にならないケースがあることが挙げられる。

・自分が思っている整形後の自分になれるとは限らない
・整形手術そのものが失敗する
・心の傷や体の傷は思う通りに治癒できない場合がある
・年齢を重ねるうちに、だんだん不自然なしわができる
・整形した部分が不自然に見える
・やってみるまで結果がわからない
・神経を傷つけたり、再生できない場合がある
・想定外の費用が発生する場合がある

整形のデメリットをよく理解したうえで、それらも含めた上で十分納得したうえで整形は行うべきであろう。前もって想定外のことが発生した場合にそなえるのも大事だ。

容姿は生涯に渡ることなので、十分理解することが大事だ。

なかなか癒すことができず、それ以降のその人の人生も狂わせてしまうともなきしもあらずなので、デメリットも考えた方がいい。

●整形とエステの違いとは?

整形とエステの違いは


整形とエステが同じだと思っている人がいる。美容整形とエステはまったく違っている。美容整形は医師のもとで行われる医療行為だし、エステは、リラクゼーションや美容を兼ねている行為で、医療とは関係がない。

美容整形は、美容に関する即効性と一時的な効果がみられる医療行為だ。一方、エステは、不満に対する根本原因を改善したり、未然に予防をすることを目的とする。

エステは美容整形に比べると長期的な視野での施術を行うことが前提だ。しかし、整形まがいのことを医師免許を持たずにエステで行っているところもまだまだあるといわれている。

エステと美容皮膚科のどちらがいいのか?

医師免許を持たない人が行ってもいい施術の範囲を超える場合には、法令違反となり、患者が告発すれば刑事事件として扱われることがある。その際、警察に摘発されることも考えられる。

なにより、失敗した場合にも対処することができない。だから美容整形レベルの変化を求めているならば、エステを受けるのではなくて美容整形外科などで、医師がいるところで受けるのが一番だ。

医療行為を行っているケースもある

エステの中にはヒアルロン酸注入や脂肪吸引(注入)を行っていることが話題になることがある。その際には、医師がいるのかどうかなどを確認したうえで行った方がいい。

なかには、海外から薬品を取り寄せて行うケースもあるので、十分な注意が必要だ。いくらメスを使わないプチ整形であっても、また使用する医療機器がたとえ簡単なものだったとしても、医療法に違反している場合は、危険な行為でしかない。

整形を受けるのか、エステで美容やリラクゼーションを目的にするのかはよく考えたうえで選んだほうがいい。

●整形で顔のシミはとれるか?

美容整形によるシミ取り

美容整形でシミを消したいと考えている人は高齢者の増加とともに増えていると考えられる。美容整形でシミを消すための方法としては主に二つの方法がある。

レーザーによる治療

まず一つ目の方法としては、レーザーでシミを取る整形の方法がある。美容整形で行われているレーザー治療は、シミの部分にレーザーをあてる。最近では、機器の性能や治療技術が進んでいるため、痛みはあまり感じない。

ゴムがはじいた感じの痛さといわれている。美容整形でシミをレーザー取る場合の費用は、1平方センチメートルにつき1−2万円になっている。

しかし、シミの状態によって美容整形で当てるレーザーの回数は変わる。

シミ取りのダウンタイムは一般的には、2週間以内にかさぶたがはがれ新しい皮膚が表皮にでる。 かさぶたができないケースであっても、施術から2週間程度でシミは薄くなる。

ただし、レーザーを照射して炎症が起きてしまった部分には、炎症後色素沈着が発生し、薄茶色の皮膚になる場合があることを知っておきたい

ピーリングによる治療

二つ目の方法としてあげられるのが、ピーリングであるある。ピーリングは、酸性の薬液を顔に塗布して、皮膚の角質をはがす方法だ。

これは、薬液や摩擦などによってシミをはがす美容整形の方法の一つだ。美容整形のピーリングでシミを取る場合にはおよそ1回につき1−2万円程度の費用(施術費は自由診療なので正確ではない)がかかる。

症状の程度にもよるが、5-6回は行うことで効果を実感できる。ピーリングによるシミ取りといっても、実際には自分の皮膚のターンオーバーによって起きる。

だから実際の効果は2〜3週間以降ととなる。その際、ニキビ、ニキビ痕や毛穴の開きなども影響する。それらの改善なども含めると、改善は長期間に渡るといえる。

例えば、2週間おきにピーリングを3カ月程度(1クールの目安)実施する。4クール行えば、1年以上かかる計算になる。

レーザー、ピーリングのどちらも美容整形のシミ取りの方法としてよく知られ、強い痛みを感じないのが特徴だ。

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