くすみの対策は日々の健康的な生活にあり

1. くすみとは

くすんだピンク、くすんだカラーといえば、ファッションの世界ではフェミニンなイメージですが、お肌にとってのくすみとはお洒落と懸け離れたもの。どことなく肌色が暗く、くすみ。ツヤ感や透明感が失われ、不健康な印象です。何とかして改善したい!と思いながら、毎晩欠かさず くすみ対策の化粧水を使っている方も多いのではないでしょうか。

今回は大きく分けて5種類あるくすみのそれぞれの原因と 正しい改善方法についてご紹介します。

2.くすみの種類と原因

【血行不良】

・透明感が感じられない

角層の水分最低下や肌荒れによるきめの乱れが原因。

日常生活でも紫外線が原因の場合も。また、体調不良や精神的ストレス、加齢による機能低下も深く関わっています。

【乾燥】

・顔色が悪い。疲れているような不健康な印象

乾燥や血行不良が主な原因。肌水分の保水能力の低下でキメやハリが失われて肌がかさついたりやつれたりしていきます。また肌に細かな凹凸ができると光の反射が乱れて影をつくり、肌が暗く見えることもあります。

【メラニン】

・シミやそばかすが目立つ

長年蓄積されたメラニンによるもの。主に日焼けが原因です。

【女性ホルモン】

・胆班や色素沈着

女性ホルモンによるものです。生理周期のプロゲステロン(黄体ホルモン)の増加で肌がくすんだように見えることがあります。

【黄ぐすみ】

肌がよどんだ黄色に見えるときは、糖化あるいはカルボニル化の2つが原因だと考えられます。糖化とは、ご飯や麺、砂糖などから得られる糖質の過剰摂取の他、ストレスや紫外線、喫煙、加齢なども影響しているといわれます。糖とタンパク質が合わさって糖化生成物(AGEs)を生成し、体内に蓄積。これが肌を黄色くくすませているのです。次にカルボニル化は、おもに脂質の過剰摂取によります。脂肪の分解物とタンパク質が結びついて「終末脂質過酸化産物」が生み出され、蓄積していくのです。

また、ストレスや喫煙、睡眠不足も手伝っていると言われています。

3.くすみを改善しよう

【紫外線に気をつけて!】

女性ホルモンの1つであるプロゲステロン(黄体ホルモン)には、メラニン色素の生成を促す作用があるといわれています。そもそも、肝斑や色素沈着といわれる女性特有のしみはプロゲステロンの影響。プロゲステロンが多い時は肌がデリケートになるため、日焼け止めや日傘も使って、身を守りましょう。

【バランスの良い食生活を心がけて!】

黄ぐすみを改善するには、バランスの良い食生活を実践すること。炭水化物や砂糖などの糖質や、油などの脂質を摂りすぎず、野菜を積極的に取り入れた食事をしましょう。

【糖質を控えよう!】

食生活の改善は難しいもの。量を減らすよりも、糖分の少ない食材を取り入れてみましょう!白米は玄米に、うどんはそばへ。まずは外食時のメニュー選びから気をつけてみてくださいね。

【脂質も控えよう!】

こちらも糖質と同じように、上質な油分に変えましょう。オリーブオイル、なたね油、ごま油は酸化しにくいと言われていますのでオススメです。

またリンゴやニンジン、ザクロや赤ワインなどは抗酸化作用を持ち、脂質の酸化を防ぎます。脂質を取ることが避けられない場合はこういった食材を取り入れてみるのもいいでしょう。

【ビタミンを摂る】

くすみに効果のあるビタミンCやE、ポリフェノールを積極的にとりましょう!

ビタミンC・・・野菜・果物類

ビタミンE・・・アーモンドなどナッツ類、たらこ、大豆、アボガドなど

ポリフェノール・・・ブドウ、ブルーベリー、玉ねぎなど

4.まとめ

くすみの改善に特別な化粧品ばかりさがしていませんか。

シンプルなケアと健康的な食生活こそが一番の解決策のようです。