赤色201号、赤色202号とは、黄色4号、黄色5号と同じように、どちらも合成着色料(タール色素)の一種。つまるところ赤い染料である。赤色系の着色料はこれら以外にもたくさんあるが、中には安全面などの理由から、使用に制限があるものもある。赤色201号、赤色202号は共に化粧品にのみ利用が認められており、食品添加物には、発ガン性や肝臓腫の疑いから認められていない。化粧品の中でも表示指定成分である。
具体的な化粧品では、やはり着色を目的として、口紅に配合されることが多い。その他にマニキュア、ファンデーション、マニキュアなどにも配合されている。特に赤色202号は口紅に多く使われている。
危険性が問題視されるが、配合される濃度としてはわずか1パーセントほど。しかし、アレルギー性の接触性皮膚炎の報告があるなど、現時点では決して安全と断定できない成分である。(使用画像はイメージです)