オウバクエキスとは、ミカン科の植物であるキハダ(オウバク)およびキハダの同属植物の樹皮から抽出される成分。黄色~褐色の液体で、わずかに特有のにおいがある。構成される主な成分は、ベルべリンをはじめとするアルカロイド類、フラボノイド、ステロイド類など。
抗炎症作用や抗菌作用、収れん効果(体内の組織や血管を縮める働き)があるとされ、歯肉炎、歯周病予防のために歯磨き粉に配合されている。
口腔内だけでなく、肌に対しても有効的な成分であり、肌を清潔に保ったり、肌荒れ防止に効果があることから、化粧水、乳液、アストリンゼントローションなどの化粧品に使用されている。
オウバクエキスは古くからその効用が認められていた成分であり、打ち身や捻挫の際に使用されたり、健胃、整腸薬など、生薬として長年利用されてきた。日本のみならず中国でも民間療法に用いられている。
植物由来の成分であることから、副作用は特に報告されていない。(ネットでは見つからず)(使用画像はイメージです)