• 2021年6月11日
  • 2021年6月17日

ポリリン酸

 ポリリン酸とは、3個以上のリン酸が鎖状に脱水縮合した成分である。肉製品の保水性や粘着性を強める働きがあることから、食品添加物に使用されたり、歯面に付着したステインを剥がす効果があることから歯磨き粉にも使用されている。  細胞の増殖効果もあり、育毛剤の成分としての研究もされたが、その際、問題となった […]

  • 2021年6月10日
  • 2021年6月17日

ミノキシジル

 ミノキシジルは、もともとは1970年代(昭和45年から55年)にアメリカで開発された、悪性高血圧症に対する経口血圧降下剤であった。しかし、使用後に患者の全身の毛が濃くなったことから、育毛成分としての研究が実施され、その結果、脱毛症に有効であることが認められた。これを受け、1980年代(昭和55年か […]

  • 2021年6月9日
  • 2021年6月17日

加水分解ケラチン

 加水分解ケラチンとは、表皮の角質層や爪、毛髪などにも含まれるケラチンタンパク質を加水分解した成分である。ケラチンタンパク質には含硫アミノ酸のシスチンが多く含まれており、このシスチンの結合を分断し、酸、アルカリ、酵素などで加水分解する。水溶液と粉末のものがあり、それぞれ加水分解ケラチン液、加水分解ケ […]

  • 2021年6月8日
  • 2021年6月17日

冬虫夏草エキス

 冬虫夏草(とうちゅうかそう)は、コウモリガに寄生するキノコの名称である。名の由来は、このキノコが冬は虫の中に潜み、夏になると草のように伸びることからきている。コウモリガ以外の昆虫に寄生するものは「虫草」と呼ばれるが、日本では虫草も含めて冬虫夏草と呼ばれている。この冬虫夏草から抽出された成分を冬虫夏 […]

  • 2021年6月7日
  • 2021年6月17日

ニンジン抽出液

 ニンジン抽出液とは、ウコギ科の多年草であるオタネニンジン(朝鮮人参・高麗人参)から抽出される成分で、ニンジンエキス、オタネニンジンエキス、高麗人参エキスとも呼ばれている。  その中には、サポニン配糖体やビタミン、ミネラル、アミノ酸、ペプチドグルカンなどが含まれており、これらの成分には、滋養・強壮や […]

  • 2021年6月4日
  • 2021年6月17日

トウガラシエキス

 トウガラシエキスとは、ナス科の植物である唐辛子の果実から抽出されるエキスである。含有する主な成分は、辛味成分であるカプサイシン、そしてβカロチンやルテイン。これらの総合的な作用には血管拡張、血行促進、鎮痛作用、健胃作用、コレステロール低下作用など多くの働きがある。  用いられる製品も幅広く、タバス […]

  • 2021年6月4日
  • 2021年6月17日

センブリ抽出液

 センブリ抽出液とは、リンドウ科の植物であるセンブリの全草から抽出される成分である。一般にセンブリエキスとも呼ばれる。  胃を刺激し、血行を良くする漢方薬として効果が認められていたことを受け、頭皮の血行にも効くのではと、育毛剤としての研究が進められた。その結果、頭皮の血行の促進や細胞分裂の活性化によ […]

  • 2021年6月4日
  • 2021年6月17日

炭酸アンモニウム

 炭酸アンモニウムとは、炭酸のアンモニウム塩(アンモニアと酸との結合でできた化合物)を指す。無色の結晶で水によく溶け、空気中ではアンモニアを発生しながら炭酸水素アンモニウムに変わっていく。一般に炭安と呼ばれることもあるが、これは炭酸カルシウムと硫酸アンモニウムを混合、加熱、昇華したもので、炭酸水素ア […]

  • 2021年6月4日
  • 2021年6月17日

石鹸素地、カリ石鹸素地

 石鹸素地とは、脂肪酸のナトリウムのことで、石鹸などを作るときに使用される原材料となる。この脂肪酸のナトリウムは、牛脂やオリーブオイル、パームオイルなどの動植物の油脂と水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)を合わせ、鹸化することにより作られる。  一方、カリ石鹸素地とは、脂肪酸カリウムを指し、石鹸などをつく […]

  • 2021年6月4日
  • 2021年6月17日

香料

 香料とは、食品や化粧品などの製品に芳香を付加するものである。天然香料と人工香料の2つに大別される。天然香料とは、動植物などがもつ天然の香り成分から抽出されたものであり、人工香料とは、人工的に作られた合成香料という素材の組み合わせから調合されるものである。天然・人工のどちらの香料も常温で揮発する性質 […]