• 2021年7月23日
  • 2021年6月26日

酸化亜鉛

 酸化亜鉛とは、酸素と亜鉛の化合物。亜鉛華との名称もある。白色の細かい粉末で、純度が高くなるほど透明になる。味・におい共になし。炭酸亜鉛や可溶化亜鉛溶液、亜鉛鉱石から工業的に合成されるが、ニュージーランドでは、天然ものとして紅亜鉛鉱が産出される。  酸化チタンには及ばないが、被膜作用、紫外線遮断作用 […]

  • 2021年7月21日
  • 2021年6月26日

シネオール

 シネオールとは、フトモモ科のユーカリや、その近縁植物の葉から抽出されるユーカリ油の主成分。化学的にはモノテルペン類(モノテルペノイド)に分類されるファイトケミカルである。ハッカに似た芳香をもつ無色の液体。  強い殺菌作用があり、抗ウイルスや消炎、鎮痛作用に優れている。このことから花粉症や風邪の鼻水 […]

  • 2021年7月20日
  • 2021年6月26日

赤色201号、赤色202号

 赤色201号、赤色202号とは、黄色4号、黄色5号と同じように、どちらも合成着色料(タール色素)の一種。つまるところ赤い染料である。赤色系の着色料はこれら以外にもたくさんあるが、中には安全面などの理由から、使用に制限があるものもある。赤色201号、赤色202号は共に化粧品にのみ利用が認められており […]

  • 2021年7月19日
  • 2021年6月26日

ヒドロキシプロピルメチルセルロース

 ヒドロキシプロピルメチルセルロースとは、メチルセルロースに2-ヒドロキシプロピル基を加えた非イオン系のセルロースの誘導体(セルロースエーテル)。略称はHPMC。樹木や綿実から得られる高純度パルプを原料にしている。白色~黄白色の粉末ないし粒で、無臭または特有のにおいがわずかにある。  化粧品では製品 […]

  • 2021年7月17日
  • 2021年6月26日

調合香料

 調合香料とは、複数の香り素材を組み合わせた香料を指す。香粧用香料と食品香料に大別されるが、普通調合香料といえば香粧用香料を指す。  そもそも香料は、天然・合成どちらも単品で使用することはほとんどない。目的や用途に合わせ、少ないものでも数種、高級なものは数十種類の素材を調合するのが一般的である。   […]

  • 2021年7月16日
  • 2021年6月26日

アスコルビン酸

 アスコルビン酸とはビタミンCのこと。AsAと略記されることもある。レモンやオレンジなどの果実や野菜に多く含まれている。現在では純度の高い結晶が工業的に製造できるため、天然品から抽出することはない。  ビタミンCには、皮膚や腱、骨、血管にある繊維成分(コラーゲン)の生成に強く関わっている。また、強い […]

  • 2021年7月15日
  • 2021年6月26日

フェニルトリメチコン

 フェニルトリメチコンとは、石英などから精製されるシリコンオイルの一種。メチル基の他にフェニル基をもつ。メチルフェニルポリシロキサンとの成分名もある。  撥水性や潤滑性に優れ、肌などに塗布した場合は、ツヤのある被膜を形成する働きがある。他の化粧品成分、特にアルコール系溶媒との相溶性にも秀でており、ま […]

  • 2021年7月14日
  • 2021年6月26日

チモール

 チモールとは、殺菌消毒成分の一種。無色の結晶ないし結晶性の粉末。洗浄性と刺激性が強く、ツンとしたシャープな香りがある。  細菌や真細菌のタンパク質を変容させる働きがあり、このことから殺菌、防腐を目的とした製品に利用されている。  代表的なものでいえば、虫歯の穴や根幹の消毒、歯髄炎の鎮痛・鎮静を目的 […]

  • 2021年7月12日
  • 2021年6月26日

ホップエキス

 ホップエキスとは、ビールに欠かせない原料として知られる、クワ科植物のホップの雌花穂から抽出される成分。褐色~赤褐色の液体で、わずかに特有のにおいがある。  タンニン、フラボン配糖体、精油成分であるフムロンなどの有効成分を含み、保湿、収れん、消炎、鎮痛、抗菌、洗浄作用がある。  活性型男性ホルモンで […]

  • 2021年7月10日
  • 2021年6月26日

天然香料

 天然香料とは、天然に存在する香りのある物質から、抽出、濃縮、搾油、蒸留などの分離操作により香り成分を採取したものを指す。食品衛生法の定義は以下の通りである。天然香料とは、動植物から得られたもの、またはその混合物で、食品の着香を目的で使用される添加物をいう。  植物から採取した植物性香料と、動物から […]