YEAR

2021年

  • 2021年7月5日
  • 2021年6月26日

加水分解カゼイン

 加水分解カゼインとは界面活性剤の一種。牛乳や豆類に含まれる複合タンパク質であるカゼインを、加水分解することで得られる。ミルクプロテインとも呼ばれる。 カゼインは牛乳中には約3パーセント含まれており、タンパク質を構成する主要要素となっている。通常はカルボキシル基やリン酸基と結合したカルシウムと複化合 […]

  • 2021年7月2日
  • 2021年6月26日

フィナステリド

 フィナステリドは男性ホルモンを抑制する抗アンドロゲン薬の一種である。 毛細胞の機能の低下や抜け毛の原因とされる男性ホルモンの一つ、ジヒドロテストステロン(以下DHT)に働きかけ、DHTの生成を抑制し、男性型脱毛症(以下AGA)の進行を遅らせる作用を持つ。もともとは前立腺誇大や前立腺がんの治療に使わ […]

  • 2021年7月1日
  • 2021年6月17日

オリザノール

 オリザノール(γ-オリザノール)は、トリペンアルコールや各種の植物性ステロールのエステルの総称を指す。  末梢血管の血流促進や、抗酸化作用の促進、保湿などを目的として、米ヌカ油や胚芽油から得られた成分で作られる天然のポリフェノール成分で、クリームや乳液、口紅などの商品に含まれている。  発毛促進剤 […]

  • 2021年6月30日
  • 2021年6月17日

ジメチコン

 ジメチコンは、メチルポリシロキサンとも呼ばれる、シリコンオイルの一種である。無色透明の液体で、撥水性を持つ。水や汗による化粧崩れの防止や髪のコーティングを目的として、ケイ素などを骨格として合成されており、乳液や美容液、ファンデーション、シャンプー、コンディショナーなどの商品に含まれている。  ジメ […]

  • 2021年6月29日
  • 2021年6月17日

脂肪酸、牛脂脂肪酸、ヤシ脂肪酸

 脂肪酸とは、動植物に含まれる脂質の大部分を占めている栄養素である。脂肪を加水分解することで得られる。もちろん人間の体内にも含まれており、人体のエネルギー源として細胞や血管などの構成に役立っている。 この脂肪酸は、洗浄力の要として石鹸やシャンプーなどにも含まれている。特に代表的なものが牛脂脂肪酸とヤ […]

  • 2021年6月28日
  • 2021年6月17日

石鹸素地、カリ石鹸素地

 石鹸素地とは、脂肪酸のナトリウムのことで、石鹸などを作るときに使用される原材料となる。この脂肪酸のナトリウムは、牛脂やオリーブオイル、パームオイルなどの動植物の油脂と水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)を合わせ、鹸化することにより作られる。  一方、カリ石鹸素地とは、脂肪酸カリウムを指し、石鹸などをつく […]

  • 2021年6月26日
  • 2021年6月26日

チオグリコール酸塩類

 チオグリコール酸塩類とは、パーマネントウェーブ用第1剤に配合される主成分。チオグリコール酸をアンモニアなどのアルカリで中和し、塩としたもの。チオグリコール酸アンモニウム、チオグリコール酸モノエタノールアミンがこれに該当する。どちらも刺激臭のある無色透明の液体。チオグリコール酸のパーマ剤以外の用途で […]

  • 2021年6月26日
  • 2021年6月17日

システイン、システアミン

 システイン、システアミンとは、どちらもパーマネントウェーブ用第1剤に配合される還元剤の一種。このうちシステインはL-システイン、L-システイン塩酸塩、DL-システインなどいくつかの種類がある。システインが医薬部外品であるのに対し、システアミンは化粧品に分類される。  どちらもSH-基をもち、還元作 […]

  • 2021年6月26日
  • 2021年6月26日

カンゾウエキス

 カンゾウエキスとは、マメ科の植物であるカンゾウ(甘草)や、その同属植物の根、茎から抽出される成分。褐色〜黒褐色の粘性のエキスで特有のにおいと甘味がある。  消炎効果や抗アレルギー作用があるグリチルリチン酸をはじめ、テルペノイドやフラボノイド、アミノ酸、糖類、グラブラポリフェノールなど多くの有効成分 […]

  • 2021年6月25日
  • 2021年6月17日

パラフェニレンジアミン

 パラフェニレンジアミンとは、白髪染め、ヘアカラー、ヘアダイなどの酸化染毛剤の原料となる代表的な成分。ジアミノベンゼン、パラミン、p-ジアミノベンゼンとも呼ばれ、PPDとの略号もある。アミノ基の相対的位置によってo-、m-、p-の3種の異性体があり、結晶体の色や水、アルコールなどへの溶けやすさが、そ […]